中学受験 過去問題

 

中学受験 過去問
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過去問を解き始める時期を 必要以上に 遅く言う塾があります。
例えば、日能研です。小6の2学期になっても、過去問の取り組み開始を推奨せず、それでは 早い時期に
(と言っても 小6の2学期になっているわけですから、一通りの受験の単元が終わっているわけですから、
一般的には 早すぎる時期ではありませんが)解いて 何が支障があるというのでしょうか?
「まだ 受験範囲の応用レベルの学力を形成している段階なのに、その段階で解いても 不必要に自信を
無くしたり、焦りを誘うだけで いい影響がない。
また 限られた志望校の貴重な過去問を雑にやってしまうのは、もったいない。」
と、こんな理由でしょうか?
もっともらしい理由です。
ですが、日能研が 過去問取り組みを 早めに本格化しないのは、カリキュラムに原因があります。
4大大手塾(SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー)の中で、日能研だけが 小6の一学期までかけ
て、やっと受験範囲の単元を終えます。他の3塾は、小5までの2年間で終えるカリキュラムにしていることは、
4大大手塾の比較の記事で書いた通りです。3塾は、小6の1学期は、受験対応の応用テーマ、応用問題
演習を行う仕上げ期に入っています。
日能研は これに小6の夏期講習、及び 2学期から入ります。それなのに、2学期の頭から 過去問を生徒が
解き始めたら、応用問題慣れや 広い受験範囲全体の総括的な復習が 他塾の生徒より不十分なため、
「点数が伸びなかった.. 親も心配になって 他塾に通わせているママ友 と 過去問の出来について話したら
他の子は まあまあ 出来ているらしい...。」
なんてことが広まったら、「日能研って、他塾より 受験対応が 弱いんじゃないか」となってしまいます。
だから 過去問題は 早くからは 解かせないのです。
では、そんな事態に陥る日能研のカリキュラムは劣っていて、他塾のカリキュラムは 優れているのでしょう
か?
これも 塾比較の記事で 書きましたが、SAPIX、四谷大塚、早稲田アカデミーの3塾は、小5までの2年間で
受験用の単元をすべて終えるカリキュラムにしているため、成績上位クラスは、その進度について行けて
いますが、多くの中堅以下の生徒には、授業進度が早すぎて、消化不良で 積み残しが多くなってしまって
います。日能研は この弊害を回避しようとする方針のため、代わりに 応用テーマの取り組みや 過去問
開始時期が 他塾より遅くなるデメリットはあるものの、最後には 決定的な弊害にはならない、という考え
と思われます。
でも、それは勝手な塾の方針であって、失敗の許されない 自分自身のためには、日能研生であっても
過去問開始時期を我慢して遅らせる必要はありません。
特に 国語、算数は、志望校の出題傾向を過去問を解くことで最も把握でき、この把握した傾向に沿った
勉強をしていくことが 合否には大きく影響します。
このように重要な 勉強をどう 注力して行うかの方向付けを行う機会を 後の時期に 延ばし過ぎてしまうのは
非常にもったいないことです。
早めの時期(9月など)に初めても、最初は半分程度しか点数が取れない、ということもあるかもしれません
が、何年分も解いていくうちに、その志望校の出題傾向が把握でき、徐々にとれる点数も上がっていく、と
いうこともあると思います。
それでも、受験対策の完成度が高まる完成段階の直前期に、達成した学力レベルを 過去問で試したい
という気持ちもあると思いますし、それも正しい過去問の活用方法です。その場合のために、最新の1~2年
分の過去問は手を付けずに、残しておくのがいいと思います。

では、過去問は 何年分くらい やるのがいいか?
それは、その学校の志望度合の高さによると思います。
絶対に受かりたい、第1、第2志望の学校は 少なくとも5年、できれば10年分は 解くことをお勧めします。
それに対して、いわゆる 滑り止めの学校の分は 2~3年で良いかと思います。
受験する学校が3~4校くらいの受験生も多いでしょうから、各校 この年度を4科目 解く、それも 第1、第2
は 2回は解き直しをした方がいいと思いますので、これだけでも 相当な時間がかかることが分かると思い
ます。ですから、直前過ぎる時期に 過去問を解く勉強を始めても、時間切れになる、過去問学習を 本当に
やりつくす、ということが難しくなる、ことはお分かり頂けると思います。

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過去問やることで、科目別に 志望校の出題傾向を把握できる、と言いましたが、これを科目別に少し
補足記載します。
国語
これが 早めに過去問をやる意味が最も高い科目です。
漢字や格言、ことわざ、文法問題、文学の歴史等の問題 は、それぞれどれくらい出るのか、でないのか、
傾向が急に激変することはないでしょうから、過去問に出ている傾向に沿って、十分な対策が必要と
再認識だき、その分野を注力して勉強する動機づけになります。
また文章問題も、論説文なのか、物語文なのか などの文章の種類、
問題形式も、選択肢なのか、記述が多いのか、受験生の意見を書かせるところまで あるのか、など
過去問により出題傾向の把握が、早期に(2学期早々に)必要な科目です。

算数
これも国語に次いで、早めに過去問をやる意味があります。
国立中学などでは、「○○算」的な 中学受験独特の 解答方法のテクニックを要する特殊算は一切出題
しない、という学校もあります。
逆に 図形がコンパス、三角上記を使った作図が 頻繁に出題されて、慣れておかなければいけない、
ということがあったりします。
また私立中学でも、「○○算」的な中でも 「ニュートン算」は出た試しがないし、出る傾向とは思えない、
とか、難関校では 「○○算」といった典型的な解法当てはめで解けるような問題ではなく、パターンの
枠にとらわれないような出題対して、どのような方法論んで 解答をしていけばよいかの...戸惑うような
レベルの学校もあるかもしれません。
それでも 本気でそこを目指すのであれば、日曜特訓で、日能研の志望校別の強化特訓のクラスは必ず
受講しよう、とか 日能研より 早稲田アカデミーの志望校別の対策講座「NNクラス」が開設されるから
思い切って 他塾だけど それを受講しよう、など思い切った決断が必要になる可能性もあります。
まあ、そこまでの環境変化はしないにしても、算数の過去問を見たことで、違う種類の勉強をしないと
合格できない! とギアが上がり、本気の受験モードに突入する、という効果があります。
そのギアアップを 11月頃 過去問を解いて 志望校の問題の現実に気づいても、もう 時間切れの可能性
が高くなります。
こう考えると、算数の過去問は 第1、第2志望校だけの1~2年分だけでもいいので、夏休みの初めに
解く、あるいは 解かなくても 傾向を見る価値はあると思います。

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理科
理科、社会は、国語、算数と違って、過去問の傾向に左右されて、「この範囲が 出題可能性が低いから
やらない」という 範囲を作ってはいけない科目ですので、過去問を 山をはって、どこかの範囲の勉強は手薄
にする、という判断に使用しないで下さい。
ただし、これも 算数で書きましたが、国立大学の付属中学で、小学校の理科で習う範囲でないので、全く
出題しない、ということが明確な学校もありますので、国立大学付属中学 1校のみ 志望という場合には、
その範囲はやらない、というのは適正です。例えば、主に物理分野(音、光、滑車 など)など、全く出題され
ない学校がある場合は、塾でやっていた範囲が 活かされないのか、と思うかもしれませんが、多くの受験
生は私立のと併願もあるでしょうから、その場合は もちろん第2志望以下が私立だったとしても、しっかりと
対策して下さい。
過去問を把握する価値は、むしろ 上位校、難関校 対策にあります。上位校、難関校では、むしろ 物理
分野の 塾のテキストにも一切書いていないような 難関テーマが出題されたりします。志望校の ある一年度
の出題だけだと、それが 奇問なのか、どういう解法を理解して 臨めばいいのか、分からないと思います。
従って、理科こそ 10年、又は 中古品をネットで購入してもいいので、10年以上も過去問を入手して、
それを コピーして、分野別に 切り貼りして、「理科 過去問 分野別問題集」のようにして、どの分野で どの
ような問題が出ているのか、過去10年以上の過去問の中で、どのような類題が出されたのか、把握する
ことが 非常に重要です。これは 勉強というより 手間のかかる編集作業ですから、ぜひとも 親御さんが
協力して 作成してあげてください。
そして、そのうえで いったい どの参考書や教材に これを解くための解説があるのか、必要であれば
塾の理科の先生に質問するのもいいでしょう。
「これをまさに この後の志望校別の対策講座でやる」と もっともらしいことを言う塾で、実は それほど
後に その対策講座で しっかりとやらなかった、というオチもあるかもしれません。
その場合は、案外 中学や 場合によっては 高校生用の理科の参考書に 関連分野が載っている、という
子ともあり得ますので、塾の先生から この辺を聞き出すか、親御さんが 書店の参考書をあたる、ネットで
検索する などの取材の重要です。
他塾、例えば 早稲田アカデミーの志望校別の対策講座「NNクラス」でその学校の講座の開設があるか、
あれば このような理科の対策を(算数などの他の科目も)、過去問にしっかりと照準を当てて、対策するか
聞いてみるのも 一つの手です。
やはり 理科も、夏休みくらいから、出題傾向を研究する必要がありますね。

社会
社会は、理科で書いたほどの特異性はないかと思いますが、上位校などを中心に
・記述が どの程度 書かせる量で、難易度で 出題されるか
・資料からの問題(地理は 統計や 資料を読み解く問題、歴史は 歴史の資料からの出題)が どれくらい
多く、詳しく出るのか
・時事問題は出題されるのか
などの傾向に沿った仕上げ勉強をする必要があります。
ですが、まずは 標準的な範囲を 抜けなく、覚える必要があるので、それを怠ってはいけません。
ですが、過去問の出題傾向で 詳しく出題してくるな、という内容、切り口については、特に真剣に取り組んで
下さい。

次に同じ過去問を 何回解くか、です。
同じ過去問でも 何回か解く価値が 最もあるのは 算数です。
過去問は、その学校が 過去に確かに出題した問題ですから、類似した問題や 関連したテーマの問題が
出題される可能性が 十分あります。特に 過去10年分程度を網羅的に 繰り返して勉強すれば、相当
出題傾向に近い、質の高い本番対策が出来ていることになります。
これと似ているのが、理科の 物理、化学の問題です。算数と同様の、過去10年分程度を網羅的に 複数回
やることで、本番で類似問題が出たときに、非常に有利に解答をすることができます。

一方、国語や 社会、理科の生物、地学等の 暗記中心分野は、間違えた問題を 再度やることは 効果的
ですが、できた問題を複数回やっても 効果がうすく、そうであれば、類似の出題傾向や難易度の別の学校の
過去問をやって、その問題で正解できなかった出題に対する用語や 説明記述を まとめ暗記ノート教材に
線で囲むなどして、重点的に暗記するように要チェックとするか、記述の模範解答を 追記して、チェックペン
を引くなど、より充実した暗記作業につなげたほうが、得策です。
国語も 同じ問題を解くのではなく、誤った問題だけ、前回 自分が陥った解答手法の誤りが改善・定着した
かをチェックするために、間違った問題のみ解く、ことが限られた時間の中で、効果的です。

過去問を解く時の解答時間設定の注意点

過去問題を解く目的は、志望校の出題傾向に沿った問題練習ができる、出題傾向を把握できるだけでなく、
「短い制限時間の中で 解かなければいけない緊張感を作り、疑似的な本番受験の体験をすること」です。
試験当日は 緊張感が増す中、それに打ち勝って合格水準の解答を書かなければ合格できませんから、
試験時間の5~10分ほど 短く設定した時間内で 問題を解く練習をして下さい。

 

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